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自転車のデザイン

自転車の要はフレームにある その1 フロントフォーク

重要ななのはフロントフォークとBB廻りを含んだリアフレーム、この二つはフロントセクションとリアセクションと言うブロックとして考えてみよう。まず、フォークは上からステム、クラウン、そこから枝分かれしてブレードとその先端に車輪を取り付けるエンドと言う構成になる。

さて、ここからがテーマの中心で、どのような構造のものを作るかと言うことを、ご一緒に考えましょう。さて、あなたはどのようなイメージをお持ちで、どのようなデザインの物を望まれているのか語り合いながらつくろうではありませんか。

設計に際して、スタイルデザインを優先させるか、機能中心に考えるのか、トータルバランスを考慮するなどいろんな取り組み方があります、その手法もこれまでに成功している実績を機能的に解釈して新しくリエンジニアリングを行うことが簡便な方法と言えます。

これとは正反対に演繹的な解釈をベースにまったく新しい方法で作ると言う創作活動がありますが、かなり広範囲な知識とか経験などとセンスがなくては難しいと言えますが作品の創作は、この実現によって出来上がってくる物だと言えます。

哲学の話はさておき、どちらの手法を選択するとしても具体的なイメージとプランが必要です。最初にこのようなフオークを作ってみたいというモデルがあればそれについて議論をしましょう。

KitLegon(C)
市販で20インチサイズのカーボンフォーク、仲間の針間さんがLEMON-Aに取り付けたものを示します。 実用的にスペックがこれでよい場合は作る手間暇とか素材費、加工手間を考えると購入するのが得策と言えます。
しかし、市販のフォークは小径車の場合でもオフセットがついています。個人的にオフセット0のものが見つからないので自作したものを示しておきます。このようにものを、素材と一寸した設備で作ることが出来るので、すべてをフルスクラッチで自分の思い通りのものが作れるという趣味の醍醐味を味わうことが出来ます。


KitLegon(C)この作例は初期の物でステムに使用したCFRPのパイプは専門家に依頼しましたがいまでは自作することも出来ます。小径車のフロントフォークは最近いろんのものが利用できるようになって来ていますが、12インチから20インチにわたってどれでも取り付けられると言うような汎用フォークはありません、KitLegonの一つの部品として製作しようと言う発想があります。これ等の制作についていろんな議論を重ね多くの仲間に喜んでいただけるようなものが作れるようにと思います。

これを最初の作り方カンファレンスとして取れ上げ、この後には、リアセクション、シートなどフレームセットの作り方について議論を重ねながら作り、機会ごとに書き加えていくことに致します。

現在、フォークとリアセクションを検討中で1kgを目指して製作する予定です、オーソドックスなダイアモンドフレームのミニベロの軽量なものを作ってみようとしています、その始まりはフォークから進めます。

フォークの概念図を作成しました。
KitLegon(C)20インチサイズ以下に使用できる汎用のカーボンフォークです。
エンドを交換する方式でオフセットを変える事が出来ます。重量は計算値で224g、ステムの長さは500mm。
取り付けるタイヤは25-451、28-406、28-355、38-305、50-203などが組み込めルようにします。
KitLegonの要の部品に仕上げる予定です。

これに組み合わせて使用するリアセクションは計算値で554g、これにチューブ類を含めて1kgの車体が作れるようになりそうです。
by tasukei-x24 | 2010-08-08 08:38 | 基礎